ウィークリー9月9日号

「賃金上昇」が変える人材マーケット

　人手不足が常態化する中、人材関連ビジネスにも変化が出てきています。有効求人倍率は2022年12月の1.35倍をピークに緩やかに低下しており、直近の2024年6月には1.23倍まで低下しています。就業希望者が非正規社員より多い正社員に限ると2022年11月に1.04倍でピークを付けた後下落し、直近では1.00倍と需給が均衡しています。こうした動きの背景には政府の要請もあり進んでいる賃上げの動きがあります。名目賃金は今年6月に前年同月比+4.5％と大幅に上昇し、同月に実質賃金も27ヵ月ぶりに上昇に転じました。

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