有価証券の最良執行方針

有価証券の最良執行方針について

2023年12月15日改定
立花証券株式会社

 この最良執行方針は、金融商品取引法第40条の2第1項の規定に従い、お客様にとって最良の取引の条件で執行するための方針及び方法を定めたものです。
 当社では、お客様から国内の金融商品取引市場に上場されている有価証券の注文を受託した際に、お客様から取引の執行に関するご指示がない場合につきましては、以下の方針に従い執行することに努めます。

1. 対象となる有価証券

(1)国内の金融商品取引所市場に上場されている株券、新株予約権付社債券、ETF(株価指数連動型投資信託受益証券)、REIT(不動産投資信託の投資証券)等、金融商品取引法施行令第16条の6に規定される「上場株券等」

(2)フェニックス銘柄である株券、新株予約権付社債券等、金融商品取引法第67条の18第4号に規定される「取扱有価証券」

2. 最良の取引の条件で執行するための方法

 当社では、最良の取引の条件として最も有利な価格で執行すること以外のお客様の利益となる事項を主として考慮するため、お客様からいただいた上場株券等に係る委託注文については、次の要領で執行することとします。

(1)上場株券等

① 受注した委託注文は速やかに国内の金融商品取引所市場に取り次ぐこととします。売買立会時間外に受注した委託注文については、金融商品取引所市場における売買立会が再開された後に金融商品取引所市場に取り次ぐこととします。

② ①において、委託注文の金融商品取引所市場への取り次ぎは、次のとおり行います。

(a) 上場している金融商品取引所市場が1箇所である場合(単独上場)には、当該金融商品取引所市場へ取り次ぎます。

(b) 複数の金融商品取引所市場に上場(重複上場)されている場合には、当該銘柄の一定期間における売買高等に基づき、最も流動性が高い市場として当社が選定した金融商品取引所市場に取り次ぎます。
 当社が選定した金融商品取引所市場とは、執行時点において、株式会社QUICKの情報端末において対象銘柄の証券コードを入力して検索した際に、最初に株価情報が表示される金融商品取引所市場(当該市場は、株式会社QUICK所定の計算方法により、一定期間において最も売買高が多いとして選定されたものです)といたします。

(c) 期間を指定された注文をお受けしている期間中に、主市場が変更された場合には、原則として当初受注時の市場で執行を継続します。だだし、お客様からのご指示があれば、変更後の市場に取り次ぐこととします。

(d) (a)又は(b) により選定した金融商品取引所市場が、当社が取引参加者又は会員となっていないところである場合には、当該取引所市場の取引参加者又は会員のうち、当該金融商品取引所市場への注文の取り次ぎについて契約を締結している者を経由して、当該金融商品取引所市場に取り次ぎます。なお、個別銘柄の具体的な市場については、当社の本支店の営業員にお問い合わせいただいたお客様にはその内容をお伝えいたします。

③ お客様との合意により、当社が自己で直接の相手方となる取引の執行を行うことがあります。

➃ お客様の委託注文については基本的に上記の金融商品取引所市場に取り次ぎますが、お客様の個別取引に係る固有のニーズを勘案した結果、金融商品取引所市場での執行以外の方法による執行の方が合理性が高いと考えられる場合には、お客様との合意のもと、当該方法による執行を選択することがあります。

(2)取扱有価証券(フェニックス銘柄)
 当社では、基本的に取扱有価証券の注文はお受けしておりません。ただし、取扱有価証券のうち、金融商品取引所において上場廃止となった銘柄として指定しているフェニックス銘柄について、お客様から売却注文をいただいた場合には、当該注文を、当該銘柄の投資勧誘を行っている金融商品取引業者に取り次ぎます。
 当該銘柄の投資勧誘を行っている金融商品取引業者が1社である場合には当該金融商品取引業者へ、複数ある場合には、取り次ぎを行おうとする時点の直近において当該各金融商品取引業者が提示している気配のうち、お客様にとって最も有利と考えられる気配を提示している金融商品取引業者に取り次ぎます。なお、銘柄によっては、注文をお受けできないものがあります。

3. 当該方法を選択する理由

(1)上場株券等
 PTSを含め複数の取引所金融商品市場等における最良気配を比較し、より価格を重視することはお客様にとって最良の執行となり得ると考えられます。当社のリテールセールスにおいてこのような執行をするためには、新たにSORを導入した発注システムの開発及び最良価格検索システム等の開発を行う必要がありますが、開発に係る費用等について精査したところ、お客様にお支払いいただく手数料等の値上げが避けられないものと考えます。
 社内で検討を行った結果、お客様にとっては、複数の取引所金融商品市場等から最良気配を比較することによる価格改善効果よりも手数料等の値上げによる影響が大きいと考えられることから、当社リテールセールス部門では、PTSへの取り次ぎを行わず、国内の金融商品取引所市場に取り次ぐことが最も合理的であると判断したものです。
 また、複数の金融商品取引所市場に上場されている銘柄については、一定期間における売買高等に基づき、最も流動性が高い市場として当社が選定した金融商品取引所市場において執行することが、お客様にとって最も合理的であると判断したものです。

(2)取扱有価証券(フェニックス銘柄)
 当社では、基本的に取扱有価証券の注文はお受けしておりません。ただし、金融商品取引所において上場廃止となった銘柄として指定しているフェニックス銘柄については、上場していた当時から当該銘柄を所有されていたお客様の換金ニーズを速やかに実現する必要があると考えます。お客様からいただいた売却注文を、注文が集まる傾向がある投資勧誘を行う金融商品取引業者に取り次ぐことは、より多くの約定機会を確保することとなり、お客様の換金ニーズを実現できる可能性が高まると判断されるからです

4. その他

(1)次に掲げる取引については、2.に掲げる方法によらず、それぞれ次に掲げる方法により執行いたします。

① お客様から執行方法に関するご指示(執行する金融商品取引所市場のご希望、当社が自己で直接の相手方となる売買のご希望、お取引の時間帯のご希望等)があった取引
・当該ご指示いただいた執行方法又は当社とお客様が合意した範囲内の執行方法

② 投資一任契約等に基づく執行
・当該契約等においてお客様から委任された範囲内において当社が選定する方法

③ 取引約款等において執行方法を特定している取引
・当該執行方法

④ 端株及び単元未満株取引
・端株及び単元未満株を取り扱っている金融商品取引業者等に取り次ぐ方法

⑤ 寄付き前の注文及び引け注文
・国内の金融商品取引所市場に取り次ぐ方法

⑥ 信用取引の決済
・新規建てを行った金融商品取引所市場で執行

(2)システム障害等により、やむを得ず、最良執行方針に基づいて選択する方法とは異なる方法により執行する場合がございます。その場合でも、その時点で最良の条件で執行するよう努めます。

 最良執行義務は、価格のみならず、例えば、コスト、スピード、執行の確実性等さまざまな要素を総合的に勘案して執行する義務となります。したがって、価格のみに着目して事後的に最良でなかったとしても、それのみをもって最良執行義務の違反には必ずしもなりません。

以 上

有価証券の最良執行方針について(当社法人営業部門においてPTSをご利用のお客様向け)

2023年12月15日改定
立花証券株式会社

 この最良執行方針は、金融商品取引法第40条の2第1項の規定に従い、お客様にとって最良の取引の条件で執行するための方針及び方法を定めたものです。
 当社では、お客様から国内の金融商品取引所市場に上場されている有価証券の注文を受託した際に、お客様から取引の執行に関するご指示がない場合につきましては、以下の方針に従い執行することに努めます。

1. 対象となる有価証券

(1)国内の金融商品取引所市場に上場されている株券、新株予約権付社債券、ETF(株価指数連動型投資信託受益証券)、REIT(不動産投資信託の投資証券)等、金融商品取引法施行令第16条の6に規定される「上場株券等」

(2)フェニックス銘柄である株券、新株予約権付社債券等、金融商品取引法第67条の18第4号に規定される「取扱有価証券」

2. 最良の取引の条件で執行するための方法

用語の定義
・「PTS(Proprietary Trading System)」
 金融商品取引法施行令第26条の2の2第7項に規定される「私設取引システム」
・「取引施設」
 金融商品取引所市場及びPTSの総称
・「SOR(Smart-Order Routing)」
 お客様の売買注文について、複数の取引施設の気配情報を比較し最良価格で約定できるよう発注を制御するシステム
・「レイテンシーアービトラージ」
 SORによって複数の取引施設に分割発注する際に生じる到達時間(レイテンシー)の差を利用して、高速取引等により先回り売買を行うことで利ザヤを稼ごうとする行為
・「IOC(Immediate Or Cancel order)」
 取引施設への注文到達時において不出来となった注文を即キャンセルする条件が付された注文

(1)上場株券等

① 東京証券取引所に上場している上場株券等に係る売買注文の内、東京証券取引所の売買立会の時間外に受注した注文及び計らい注文の執行に際して、寄付きの板寄せに向けて発注する部分及び引け指定条件で発注する部分についてはすべて東京証券取引所に取り次ぎます。
 ただし、東京証券取引所の注文受付時間外に受注した注文については、東京証券取引所が売買立会の注文受付を開始した後に取り次ぎます。

② 東京証券取引所に上場していない銘柄につきましては、上場している金融商品取引所市場に取り次ぎます。複数の金融商品取引所市場に上場(重複上場)されている場合には、当該銘柄の一定期間における売買高等に基づき、最も流動性が高い市場として当社が選定した金融商品取引所市場(執行時点において、株式会社QUICKの情報端末において対象銘柄の証券コードを入力して検索した際に、最初に株価情報が表示される金融商品取引所市場(当該市場は、株式会社QUICK所定の計算方法により、一定期間において最も売買高が多いとして選定されたものです))に取り次ぎます。また、当社店頭における取引所外売買(当社との相対取引または当社の媒介)での執行は、お客様との間で取引所外売買で行う旨を確認した場合に限って行います。

③ 東京証券取引所に上場している上場株券等で立会時間内に受注した注文及び計らい注文の内、立会時間内に発注する部分につきましては、特にご指定のない限り東京証券取引所に取り次ぎます。
 ただし、当社法人営業部門での取引において、株式会社QUICKのパッケージ商品「QTF(Quick Trading Framework)-SORシステム」を利用しSORを選択されたお客様より受注した注文及び計らい注文の内、立会時間内に発注する部分で且つ当社SORの対象となっている銘柄の現物取引である場合に限り、お客様により指定された価格条件に従い、当社のSORを用いて執行結果が最良となるよう次の手順で執行します。

(a) 当社のSORで東京証券取引所とPTSであるジャパンネクスト証券のJ-Marketの気配情報を比較し、執行結果が最良となるように発注します。
 注文数量が複数単位で、単一の取引施設の最良気配数量では不足する場合は、全体で最良の約定価格となるよう注文を分割して複数の取引施設に同時に発注します。最良となる気配が複数の取引施設で表示されている場合は、東京証券取引所に優先して発注します。

(b) SORによる発注の結果、約定が成立しなかった残数量については、東京証券取引所の売買立会にお客様が指定された価格条件で発注します。

(c) 即時に約定することのない指値注文については、全量を東京証券取引所に発注します。

(d) 当社のSOR対象銘柄は、現在TopixMid400を構成している銘柄及び過去にTopixMid400を構成していた銘柄とします。

(e) 当社のSORが気配の取得及び発注の対象とする取引施設は、東京証券取引所の売買立会で行われる各市場ならびにPTSであるジャパンネクスト証券のJ-Market(東京証券取引所の立会時間中[当該銘柄の寄付前ならびに引け2分前は対象外]に限る。)です。

(f) 当社では、レイテンシーアービトラージへの対応として、お客様からのSORを利用した注文を以下の方法で執行します。
 (ア) SORから各取引施設への分割発注は、一斉に行うこととします。
 (イ) PTSへの発注はすべてIOCで行うこととします。

(g) 現在TopixMid400を構成している銘柄及び過去にTopixMid400を構成していた銘柄以外の銘柄及びジャパンネクスト証券のJ-Marketが取り扱っていない銘柄については、SOR非対象銘柄として東京証券取引所に発注します。

(h) お客様が取引施設を指定して発注された場合は、ご指定の取引施設に取り次ぎます。

(2)取扱有価証券(フェニックス銘柄)
 当社では、基本的に取扱有価証券の注文はお受けしておりません。ただし、取扱有価証券のうち、金融商品取引所市場において上場廃止となった銘柄として指定しているフェニックス銘柄について、お客様から売却注文をいただいた場合には、当該注文を、当該銘柄の投資勧誘を行っている金融商品取引業者に取り次ぎます。
 当該銘柄の投資勧誘を行っている金融商品取引業者が1社である場合には当該金融商品取引業者へ、複数ある場合には、取り次ぎを行おうとする時点の直近において当該各金融商品取引業者が提示している気配のうち、お客様にとって最も有利と考えられる気配を提示している金融商品取引業者に取り次ぎます。なお、銘柄によっては、注文をお受けできないものがあります。

3. 当該方法を選択する理由

(1)上場株券等
 当社法人営業部門では、予めお客様から指示いただいた方法に従い注文を執行していますが、「QTF-SOR発注システム」を利用しSORを選択されたお客様より当社のSOR対象銘柄を受注した場合については、東京証券取引所とPTSであるジャパンネクスト証券のJ-Marketの気配を比較し、極力お客様に有利な価格で約定できる機会を探ることが最良の執行結果に繋がるものと判断するからです。
 また、即時に約定することのない指値注文については、約定可能性及び取引の迅速性の面から、最も流動性が高い市場として東京証券取引所に発注することがお客様にとって最良の執行結果になるものと判断するからです。
 最良気配が複数の取引施設で同じ場合については、約定可能性及び流動性の高さを考慮しSORにより東京証券取引所への発注を優先することが合理的であると判断したものです。
 SORによる各取引施設への分割発注については、同時一斉に行い、PTSへの発注はすべてIOCで行うこととしています。当該方法により注文を発注することが、レイテンシーアービトラージの介入可能性を低くすると判断したものです。
 なお、東京証券取引所に上場せず、他の金融商品取引所市場に上場している銘柄については、注文をすべて上場する金融商品取引所市場に取り次ぐことが合理的と判断しています。
 同様に、新株予約権付社債券、ETF(株価指数連動型投資信託受益証券)、REIT(不動産投資信託の投資証券)等についても注文をすべて上場する金融商品取引所市場に取り次ぐことが合理的と判断しています。

(2)取扱有価証券(フェニックス銘柄)
 当社では、基本的に取扱有価証券の注文はお受けしておりません。ただし、金融商品取引所市場において上場廃止となった銘柄として指定しているフェニックス銘柄については、上場していた当時から当該銘柄を所有されていたお客様の換金ニーズを速やかに実現する必要があると考えます。お客様からいただいた売却注文を、注文が集まる傾向がある投資勧誘を行う金融商品取引業者に取り次ぐことは、より多くの約定機会を確保することとなり、お客様の換金ニーズを実現できる可能性が高まると判断されるからです。

4. その他

(1)次に掲げる取引については、2.に掲げる方法によらず、それぞれ次に掲げる方法により執行いたします。

① お客様から執行方法に関するご指示(執行する金融商品取引所市場のご希望、当社が自己で直接の相手方となる売買のご希望、お取引の時間帯のご希望等)があった取引
・当該ご指示いただいた執行方法又は当社とお客様が合意した範囲内の執行方法

② 投資一任契約等に基づく執行
・当該契約等においてお客様から委任された範囲内において当社が選定する方法

③ 取引約款等において執行方法を特定している取引
・当該執行方法

④ 端株及び単元未満株取引
・端株及び単元未満株を取り扱っている金融商品取引業者等に取り次ぐ方法

⑤ 寄付き前の注文及び引け注文
・国内の金融商品取引所市場に取り次ぐ方法

⑥ 信用取引
・信用取引の売買を国内の金融商品取引所市場に取り次ぐ方法

⑦ 有効期限付注文
・注文期限が当日以外の有効期限付き注文を、国内の金融商品取引所市場に取り次ぐ方法

(2)システム障害等により、やむを得ず、最良執行方針に基づいて選択する方法とは異なる方法により執行する場合がございます。その場合でも、その時点で最良の条件で執行するよう努めます。

 最良執行義務は、価格のみならず、例えば、コスト、スピード、執行の確実性等さまざまな要素を総合的に勘案して執行する義務となります。したがって、価格のみに着目して事後的に最良でなかったとしても、それのみをもって最良執行義務の違反には必ずしもなりません。

以 上